海外の牛の種類

●ショートホーン
イギリス原産で、世界三大肉用牛の一つ。
18世紀後半、牛の研究者であるコーリン兄弟によって、品種改良の末に誕生した交配牛で、乳用牛にも用いられる。性格が温厚なため飼い安い、明治初期に日本に輸入され、日本短角牛の改良にも使われた。

●ヘレフォード
イギリス原産。世界三大肉用牛の一つと言われる。イギリスが原産だが、アメリカの西部劇でカウボーイと共に登場する牛で、テキサスなどの過酷な環境にも耐えられる。もともとは角があったが、アメリカで突然異変が起き、角がない牛が生まれた。肉質は筋繊維が粗く、脂肪は入りにくい。

●シャロレー
フランス・シャロレー地方原産で、フランス最古の肉用牛、大型で白の毛色が特徴。筋肉質で脂肪が少なく、フランスの煮込み料理などに適している。

●リムーザン
フランス・リムーザン地方原産。赤褐色の毛色で、脂肪が少なくて引き締まった体つき。しかし柔らかい肉質である。

●アバディーン・アンガス
イギリス(北スコットランド)原産で、世界三大肉用牛の一つ。
欧米からオーストラリアまで幅山い地域で流通している。無角で育てやすく、毛色が黒色なのが特徴。繁殖力が強い。やわらかい肉質でステーキ料理に適しでいる。

●ブラーマン
アメリカ南部原産。大きなコブがあり、前屈み気味の体つき。
気温が高く、乾燥した環境にも順応する。病気への抵抗力が高いことでも知ら
れている。

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